2020.09.21 #45 小島雄樹さん
今回の週刊フートラボは、熊谷の色あせない思い出のレストラン ビザ&パスタるーぱんでお馴染みのゴンドラ株式会社 代表取締役の小島雄樹さんにお越しいただきました。
1980年代、平成のスタートに起きたティラミスが火付け役の「イタ飯ブーム」をあなたはご存知ですか?
当時の若い人達は、猫も杓子もティラミスとピザとスパゲティ、そしてディスコに明け暮れた、バブル期を覚えていますか?
そしてバブル期のもっと前、1973年から熊谷でイタ飯を提供し続けているお店がある事をご存知ですか?
「ピザ&パスタるーぱん」
遊び心を決して忘れないmade in kumagayaなイタリアンの継承者が熊谷にいる事をご存知ですか?
プロフィール
小島 雄樹(こじまゆうき)さん 47歳 熊谷市出身
1973年生まれの小島さん、るーぱん創業年の昭和48年生まれの47歳、るーぱんと双子の兄弟ともいえる、正真正銘の「Mr.るーぱん」である。
ご自身、世界中の誰よりもるーぱんを愛しているし、るーぱんを食べ尽くしていると仰っております。
私達、埼玉県民なら一度は食べた事のあると言っても過言ではない「るーぱん」だが、少し歴史についても触れてみたい。
創業は昭和48年、今から47年前に歴史はスタートしている、創業者は小島さんの父上である小島文雄氏が、都内六本木の老舗ピザ専門店ニコラスで修業後に、熊谷市弥生町にピザハウスるーぱん1号店をオープン。
特徴はお店の屋根にあった大きい時計と近くの歩道から店入り口まで続く白い足跡が目印だったそうです。
そもそも、「るーぱん」の名前の由来を知りたくなるのが人のサガともいえるでしょう。その辺も小島さんに聞いてみた。
須永「るーぱんの名前の由来って、先代がルパン好きとかで命名したのですか?」
小島さん「実は、そういう会話が発生するのが由来なんです。”るーぱん”の言葉に意味は無く、名前に興味を持ってもらうためのネーミングなんです。」
との事、店舗のネーミングと言い、店舗の時計と言い、交差点から誘導の足跡と、斬新さもるーぱんの魅力なのかもしれない。
話は小島さんの経歴にもどるが、幼少の頃からるーぱんとは運命共同体の小島さん、20歳くらいまでは全く家業を継ぐことは考えてなかったそうです。
しかし学生時代から、初めてバイトしたのも、すかいらーく、その後もデニーズ、ロイヤルホスト、居酒屋にイタリアンと様々な飲食チェーンをアルバイトで経験、高校2年生の時には「るーぱん」でバイト経験もあったそうです。
全く家を継ぐ気は無かったが、気付けば飲食経験を積んだ学生時代。
転機は22歳の時に、当時の部長さんから、試しに入社の適正試験だけでも受けておきなよ。という誘いから、自然とるーぱんに入社したそうです。
その後35歳で父文雄氏から代表を引き継ぐ事になり、会社名もゴンドラ株式会社へ変更と新たな舵を切り、現在に至る。
小島さんを是非番組に出て頂きたいと思い立ったのは、熊谷の古くからやられているお店と言えば、と考えた時に頭を過ぎったのが「るーぱん」だった。
もちろん当たって砕けろの出演交渉であったが、直接私の携帯にご連絡を頂いた時は、背筋を伸ばしてお話をさせて頂いた事を思い出す。
また、小島さんご自身も代表でありながら厨房に立たれる姿勢に感動を覚え、是非ご出演頂きたいとお願いをさせて頂いた。
私自身も、様々な思い出と共にるーぱんはあった事もあり、感謝を伝えたい思いもあった。
るーぱんの拘りといえば、生地から作る本格ピザと言えるだろう。
あれだけリーズナブルな価格設定でピザやパスタを提供していただいているのも、るーぱんの魅力とも言えるし、実にありがたい限りだ。
それが故、たまに温め直して欲しいと言う意味合いだろう、悲しいかな「レンチンしてもらえますか」と偶にお客さんから要望を受けることがあるそうです。
しかし、るーぱんには電子レンジは無く、拘りとしてもオーブンで料理する事に基本を置いているそうです。
お手頃な価格ながらも、しっかり一枚一枚、一皿一皿、丁寧に調理されている事を知ってもらいたいと小島さん。
また思いとしては、私達るーぱんユーザーとしても多く思うところがあるのではないだろうか?
私自身、るーぱんには過去様々なエピソードがあるのは確かだ。
自身、友人達と夜遅くまで語り合ったり、当時の彼女だったり、兄の結婚報告を受けたのもるーぱんと、何かと思い出の多い事が挙げられる。
あなたも、そんなエピソードが一つ二つと有るのではないでしょうか?
広くは、ダイヤモンド☆ユカイさん、星野源さん、ハライチ澤部佑さんなどなど多くの有名人もこよなくるーぱんを愛している人達である。
また、今回メッセージを番組に寄せてくれた、アーティストの斉藤省悟さんやJリーグ京都サンガの加藤順大さんも、るーぱんに深い思いを持った人達だ。
今回ほど様々な人達に影響力、思い出を残している飲食店も珍しいと思ったが、これがローカルレストランの強みであり、存在価値なのかなとも感じました。
提供する側、受ける側のバランスの素晴らしさもその魅力と感じた。
また、変わらない風景も大好きな要素でもあると感じた。
そしてそして、小島さんにとってこの仕事はと言う質問に対しては。
「小さな幸せ」
と答えて頂きました。
るーぱんのピザサイズといえば「ハッピー(スモール)」と「ドリーム(ラージ)」で注文をするが、まさにそのフレーズが会社の理念として存在する。
ハッピー・ドリームの理念である。
- ハッピー = 小さな幸せ
- ドリーム = 大きな夢
私達ユーザーが、ピザを注文する度にお店のスタッフさんは小さな幸せと、大きな夢をくださいと注文を受ける。
また、私達も幸せと夢を注文する、そのやり取りに、感謝の気持ちと理念を小島さんを始めスタッフさん全員が忘れない事ができる。
このコロナ渦に置いて更に再確認したそうです。
変わらない風景や変らないメニュー、地域に根付いた景色として、私達の生活に2世代、3世代と繋がれて行くのだと感じる。
そして昨今のローカルフードやローカルレストランがメディアに注目されるひとつもであり、私達地方人が都会に憧れた様に、都会人がローカルに憧れを抱き始めたのではないかとも僕は感じる。
まさに誇りである。
現在、るーぱんさんでの一推しは、店舗メニューでもあるドレッシングだ、店頭はもとより通販でも買えるので、贈り物として、今は熊谷・行田や埼玉に居ないけど、当時よく行ったお友達へのギフトに是非ご利用下さい。
https://rupan.official.ec/
遠くは熊本県からの注文があったり、何より、以前店舗があった地域からの注文もあるそうです。
またまた、11月には熊谷駅前で限定コラボイベントも企画しているそうなので、これからのるーぱんさんも楽しみにして下さいね。
そして二文字は、 「仲間」
支えられている、励みになる原動力だそうです。
これからも、るーぱんさんお馴染みのコカコーラのトレイに幸せと夢の詰まった思い出を積み上げていきたいと思います!
今回の研究結果は、「熊谷の青春にるーぱんあり!」
熊谷・行田をはじめ、須永を含め埼玉県民の様々なストーリーを作り出し続けているとも言える「るーぱん」青春時代もそしてこれからも未来永劫、私達の物語を演出してくれる存在だと思いました。
まさに老若男女問わず楽しめるお店、これからも愛し続けたいと思う次第です。
そして9/28放送の#46 行田市の菓子工房オリーブ 小野杏介さんへ続くのです。
以上!
スタッフ
パーソナリティ活動
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