第35回「関東一の祇園 熊谷うちわ祭2」6月2日
6月2日(月)お祭りと言えばこの人 熊谷山車屋台祭研究会会長 新島章夫さんをゲストをお迎えして うちわ祭りエピソードを伺いました。

新島さんは、熊谷うちわ祭の歴史について説明し、昭和32年に熊谷の人々が初めて屋台で太鼓を叩いたことや、平成6年に銀座の屋台から熊谷次郎直実の人形が出されるようになったことを語りました。
特に印象的だったのは、平成6年に京都の八坂神社で行われた1200年祭に熊谷の銀座区の山車が参加したエピソードです。新島さんは、祭りの最終日の夜に疲れを押して京都へ向かい、翌日の昼までに間に合わせるという苦労話を語りました。
新島さんは、熊谷うちわ祭の3日間の流れについても詳しく説明しました。1日目は八坂神社から神輿が出発し、お仮屋に納められ、夜は駅前で各町の屋台が集結して叩き合いが行われます。2日目は巡行祭があり、3日目は午前中に行宮祭があり、夜にお祭り広場で叩き合いと年番送りが行われ、0時に還御祭で神輿が八坂神社に戻るという流れです。
放送の後半では、銀座区のお囃子について話が及び、新島さんは銀座区では69曲ものレパートリーがあり、祭りの後に「リンゴの独り言」などの日本の伝統的な曲を演奏することを紹介しました。子供たちが笛に興味を持ち、練習を重ねている様子も語られました。
新島さんは、お祭りが人と人を繋ぐ重要な役割を果たしていることを強調し、町内の結束を高める効果があると述べました。また、熊谷次郎直実との関わりについても触れ、平成の800年祭では直実の像が入った山車が熊谷寺に行ったことなどを紹介しました。
