11/11(火)放送 【市民活動 まちづくりすと No.016】

No.016 在宅ライフ倶楽部
     清水 貴子 さん太田 哲男 さん江藤 昌洋 さん
     代表:常見 菜々美 さん( メッセージ 出演 )


前半:在宅ライフ倶楽部の活動について

在宅ライフ倶楽部 は、前 代表・小森さんが「 車イス で 外に出よう! 」と 呼びかけ、
月1回 の 集まりから スタートした。
在宅生活を送っている障がい者の日常生活を知ってもらう為、UD チェック (*1) を通して
「街のバリアフリー化」を 目指していることや、映画上映会 (*2) 、LIVEイベント など、
団体が発足した きっかけ や、現在の活動内容を伺うとともに、現 代表・常見菜々美さん
からのメッセージについても お話しいただきました。

後半:LIVEイベントを はじめた きっかけ や 活動実績 など

LIVEイベントは、障がいをもっていると、音楽イベントなどに行く機会が少なかったり、
車いすでは 行くことができない会場などもあることから、自分たちで主催して楽しもう!と
企画して始めた とのこと。
家に籠りがちな障がい者の方に 出てきてもらい、LIVE会場での人々との触れ合いを通して、
一緒に盛り上がって ストレス発散や気分転換をしてもらいたいという思いから、現在まで、
10年以上も続いている。

また、最近の活動では、大学生らが参加した 行田市内での UDチェック や 車いす講習会のこと、
更に、毎年 行われる うちわ祭では、関係者側の理解を得て、バリアフリーのトイレが設置される
ようになったことについても 教えていただきました。実際に利用した人は、障がい者の方々だけ
でなく、高齢者の方々、子ども連れの人たちもいて、「便利で利用しやすい」という声もあった
とのこと。 車いす利用者や 障がい者が 移動しやすい街 になるということは、高齢者や ベビー
カーの方、子ども連れの人たちにとっても 移動しやすい街 であるということ。

在宅ライフ倶楽部は、『すべての人たちに優しい街になる』ということを目指して活動しており、
その思いを 広げていきたいという、これからの活動に向けての お気持ちも お聴きしました。


《「在宅ライフ倶楽部の みなさんから の メッセージ
 『 在宅ライフ倶楽部には、福祉の専門職のスタッフがいます。
   障がい者の当事者の方や ご家族の方、お困りごとの相談もできますので、
   お気軽に お立ち寄りください。
   また、活動に関心のある方も、ぜひ、市民活動センターまで、お問い合わせください。』


【 キーワードについて 】
*1 UD : Universal Design =「 ニバーサル ザイン 」。
     あらかじめ、障害の有無、年齢、性別、人種等にかかわらず、多様な人々が
     利用しやすいよう都市 や 生活環境をデザインする考え方。
  UD チェック : 市民の人に、車いす体験をしてもらい、車いすの方の目線の位置、
          道路の 凸凹 や、舗装されていない場所、段差や坂道など、移動時の
          不便さ・大変さを知ってもらうため、様々な場所で 行っている。
*2 映画上映会 : 『逃げ遅れる人々』 東日本大震災の福祉関係者が制作。
         震災の怖さ、震災時の障害者について 知ってもらうべく、
         映画上映会を通して 認識を広めたいという思いから 開催している。


次回の【市民活動 まちづくりすと】は、12月9日です。 どうぞ お楽しみに ♬

スタッフ

新島史子
新島史子
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