野武士新章ホーム開幕!金沢ヘッドコーチと坂手キャプテン、アツシが魅せた!!【スクマムトライ取材】

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26

ディビジョン1 第2節(リーグ戦)カンファレンスA

2025年12月21日(日)14:30 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場 (埼玉県)

埼玉ワイルドナイツ vs 浦安D-Rocks

試合前に円陣を組む埼玉ワイルドナイツ(撮影・須永公人)

リーグワンも5期目を迎え埼玉ワイルドナイツ(以下、埼玉)もホーム開幕となった今回、今年から指揮を執る金沢篤 新HCのホーム初陣が行われた。

今シーズンから埼玉ワイルドナイツの指揮を執る金沢篤HC(撮影・須永公人)

第1節の味の素スタジアムで行われた東芝ブレイブルーパス東京戦を0-46での快勝で終え、勢いそのままに第2節の熊谷ラグビー場には11,356人ものファンが集まった。

昨シーズン(2024-25シーズン)をリーグ2位、プレーオフ4位に終わった初代リーグワン王者の埼玉、リーグワン5期目の快調なスタートに期待のかかる2戦目となった。

浦安D-Rocks(以下、浦安)からのキックオフ、ゲームが動いたのは前半6分、浦安のCTBサム・ケレビが自らのキックパスに飛びつきトライ!それが山沢拓也も同時ホールドとTMO判定にてノートライに。

そしてゲームが動いたのは、前半10分埼玉WTBマリカ・コロインベテがステップを活かした突破からのトライ5-0 、前節キック成功率100% 埼玉SO山沢拓也がCK成功で埼玉が7-0と先制。

トライゾーンへ飛び込む先制トライのWTBマリカ・コロインベテ(撮影・須永公人)

その後、前半15分 埼玉WTB竹山晃輝(埼玉)が笑顔のトライで12-0、21分に浦安NO8タマティ・イオアネのトライ、22分に浦安SO田村煕がCK成功で12-7、35分の埼玉SO山沢拓也PGで15-7、アクシデントとしては埼玉FBトム・パートンとSO山沢拓也が怪我での途中交代と試合は進んでいき、前半39分のトライからこの試合のキーマン埼玉HO坂手淳史ショーの開宴となった。

このトライで20-7で埼玉が前半をリードして折り返す。

後半4分は浦安の攻防から始まった、浦安CTBケレブ・カヴバティのトライで20-12。

埼玉も後半8分にHO坂手淳史のトライで25-12、後半9分にSO齊藤誉哉のCK成功で27-12、そして浦安が17分にCTBサム・ケレビのトライ27-17と、SO田村熙のCK成功で27-19、後半28分埼玉がスクラムからコラプシングの反則でペナルティキックを選択、SO齊藤誉哉のPK成功で30-19、そして後半32分のHO坂手淳史のトライで35-19、後半33分にSO齊藤誉哉のCK成功で37-19。

埼玉HO坂手淳史のハットトリック、ゴール手前のラインアウトからのモール、後方支援で突っ込んでくるスローワー坂手が最後尾でボールをキープして空いたスペースにトライ、基本に忠実で力強い埼玉の攻撃パターンが見事にはまった。

終盤ミスも目立った埼玉、その隙を逃さないかの如く、ノーサイドのブザーがなって83分17秒と最後の最後まで3分を超えるロスタイムに諦めない闘志を向ける浦安の攻防も素晴らしかった。

気付けば試合結果も37-19で2勝目を飾った埼玉、トム・パートンと山沢拓也の怪我も心配だが、終盤ミスが目立つも反則数8の少なさは素晴らしい埼玉、次節にも期待が高まる。

しかし、試合後の会見に埼玉の坂手淳史キャプテンは、試合の内容として浦安のディフェンスにも触れ、プレッシャーもしっかり受けラックの対応も難しかったと語り、リーグワンで勝つことの難しさについても「リーグを勝っていく上では、1週間の準備が凄く大事」とリーグの成長、一つ一つのゲームの難しさにも触れている。

次節、年内最後の試合となる12月28日(日)神奈川県相模原市で行われる、ビジターゲーム 第3節 三菱重工相模原ダイナボアーズ戦に更なる期待が寄せられる。

須永公人

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